「USA SLOT2」【未完成】何故かスロットゲームを作ろうとしたけどリリースできなかった時のことを振り返る

2021年6月8日

USA SLOT作成中に、ちょうど世のパチスロは空前の(4号機)北斗の拳ブームに包まれていました。
どのパチスロ店に赴いても北斗の拳が設置されているのはもちろんのこと、パチスロ台の半数近くが北斗の拳なんていうホールも割とありましたし、見たことはないのですが何なら北斗の拳専門店というホールも存在していたようです。

とにかくパチスロ業界で見れば、ものすごいブームでしたね。北斗の拳は。

そんなわたしも当時は北斗の拳が大好きだったので、だったらそれっぽいゲームを自分で作ってみたらおもしろいかもしれない!?なんて思い、USA SLOT の開発を中断して新しいスロットゲームの開発をはじめました。

そんな中、作成しようとして完成しなかったゲームが「USA SLOT2」です。

ゲーム概要

  • 上でリール回転
  • 左・下・右が各リールの停止
  • 変則打ちもOK。リール配列やら変則打ちのリール停止位置など、だいたい北斗の拳仕様。
  • 内部成立役によってモード1~3を行ったり来たり。モード4になったらRTゲームを消化後にBIG絵柄が揃えられるようになる。
  • BIG絵柄を揃えた後は10GのRTを消化してREG絵柄が揃えられる状態へ。REG後に内部で再当選すれば再び10GのRTへ。当選しなければモード1~4に移行。
  • というわけで、ものすごく簡単に行ってしまうと、リール絵柄の異なる北斗の拳です。

なにやらスペック表を作っていたので貼っておきます。

使用したツール

Visual C++ と elライブラリ を用いて開発しました。

グラフィックはとりあえず EDGE で作成しました。
暫定で作成していたのですが、そのまま暫定の状態で終了。

音楽作成までは進みませんでした。

目指したもの

北斗の拳です。

開発中止ポイント

認識していたところではちょっとしたバグ(10GのRT中でもBIGが成立して揃えられてしまう、等)は残っていたものの、その程度のバグはいつでもなおせるし、あとは液晶演出を作らなければいけないな、と思い始めたところ、
ものすごく面倒くさくなってしまいました(笑)

割とありがちなことなのですが、自分の作りたい部分はあって、それがある程度出来てしまうと、それ以外のあまりやりたくない面倒くさい部分ばかりが残ってしまい、もうこれ以上は良いかな、、、となってしまうというパターンでした。

こちらも USA SLOT と同様、そもそも内輪向けにノリで作成していたものであり、一般向けにリリースすることはあまり考えていなかったため、完成させるという意欲が無かったというのが正直なところです。

思ったこと

上述した通り、この頃の自分はそもそも一般向けにリリースするためのゲームを開発することを目標にはしていなかったと思います。

自分一人で大したものを作れるわけでもないし、グラフィックを協力してもらえたとしても、自分のアイデアや開発能力では世間に知ってもらえるような作品を作れるわけでもないし、

そんな中途半端な個人開発者が、見返りがほとんどない状態なのに嫌な思い(嫌なメールやレビュー等)はある程度することがあるし、

これらを乗り越えるには、あまりにも精神的な成熟度も足りていないし、現在のように広告で少なからず収益を得る手段もほとんど無いし、ゲーム開発を続けるという意欲・モチベーションがなくなるには十分すぎる理由が揃っていました。

そんなわけでここから数年、ゲーム開発自体を全く行わない期間が続きます。
いわゆる冷却期間です。良く言えば。

今ここで当時のことを振り返りながら冷却期間に入った経緯を考え直してみても、よくその後ゲーム開発を復活できたな、と思うのですが、ひとまず冷却期間その1に突入します。。。。。

いや、MSXやPC88の時代~Windows95までの間も、ほぼ何もPCに触れていなかった時期があったので、そこも冷却期間とするならば、今回のそれは冷却期間2ですかね。どうでも良いですね。
とにもかくにも冷却期間は、結果的には必要な期間だったと考えています。それはまた別の機会に・・・・・

2004年あたり(未完成)