完成度5〜6割で良いから全体の骨子を作ってしまう

2021年6月8日

みなさん、ゲーム開発していますか?

個人開発者がゲーム開発お行うにあたり、出来るだけ避けたいのが、モチベーション低下に伴う開発の停滞・中断・中止です。

わたしも度々開発が停滞したり中断したりします。開発中止の場合はそれなりに理由があって中止にしますが、停滞・中断の場合は主にモチベーションの低下が原因のことがほとんどです。

ということは、モチベーションを低下させなければ良い、ということになりますね。簡単に言ってしまいましたが、これが簡単にできたら苦労しないですよね。

ですので、できるだけモチベーションを低下させないようにする必要があります。

その方法のひとつに、なるべく早い段階で、動くもの・全体が見えるものを作り上げてしまう、というものがあります。

5〜6割まではわりとすんなり進むことが多い

動くもの、全体が見えるものがそんなに早く作れたら苦労しないよ、と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、

兎にも角にもモチベーション維持という側面だけでいうと、作業が進んでいるという事実はかなり大切です。

作業しても作業しても状況がそんなに変わらないもしくは進んでいる感じがしない場合、開発が楽しくなくなってくるんですよね。テストプレイも飽きてきてしまいます。

であれは、作り込まなければいけない部分は後回しにしてでも、どんどん先に進むことが重要です。

後回しにできそうなもの候補リスト

  • ちゃんとしたグラフィック
  • 背景
  • 音楽・効果音
  • エフェクト
  • キャラクターのセリフ
  • ゲームバランスの調整(開発時はかんたんにしておいて後で詰める等)
  • タイトル画面
  • エンディング

開発しているゲームのジャンル・タイプにもよりますが、骨子となるシステムだけは後回しにできないのて要注意ですね。

完成度を高める作業はかなりしんどい

なんでもそうなんですけど、完成度を高める作業はかなりしんどいです。時間かかります。

ゲーム開発に限った話ではないと思うのですが、完成度を5~6割くらいのところに持っていくのは割と早く出来るのですが、そこから先を詰めだすと、急に進行が遅くなったり、急に予算が高くなったりし始めます。

ゲームに限らずどんなシステムでもそうですね。インフラもそうですね。WEBサーバを用意する例で行くと、とりあえず最低限用意する(完成度5~6割の例)であれば月額数百円~のレンタルサーバを借りれば十分なのですが、それ以上のこと・・・「24時間365日動作保証」とか「ハイスペック」とか「1台借り」とか「冗長化構成」とか少し上のことを求めだすと一気に月額数万~とか数十万~とか場合によってはそれ以上、とかになっていきます。

技術習得もそうですよね。楽器の習得でも、簡単な曲を1曲~数曲通して演奏できるようになり、最低限見せられるようなところまで持っていくということであれば、(楽器にもよりますけど)1ヶ月~数ヶ月とかで出来る場合もありますが、その先のレベル・・・ある程度難しい楽曲含めどんな楽曲でもまず問題なく演奏出来るようになったりアドリブでも問題なく演奏できるようになったり楽器やっている人たちからも上手いと認められるレベルまで持っていくためには毎日の練習さらには何年もの積み重ねが必要になります。

完成度を高める作業は終わりがない

100%の完成度を達成するなどということは残念ながらありえないわけです。

完成度を高める作業を行うことはとても大事なことですが、いつまでも完成度を高める作業を続けていても、いつまでもリリースできないことになってしまいます。

どこかで見切りをつける必要があります。このへんのバランスは難しいですよね。

雑記